月: 2021年11月

「観客は大興奮」

石田亮一先生の、花祭りの日の、華やかで楽

しい時間を一瞬で現した素晴らしいシソンヌ。

軽やかなブルノンビルテクニックをご披露下

さり、岐阜の観客は大興奮で、コーダは手拍子

で盛り上がりました。

一流のダンサーを観られた観客はこの日眠れ

なかったと思います。

「初主演」

私の中では、まだランドセルを背負って

いるイメージの強いYASUKAちゃんですが、

あれから5年が経ち、初主演の「ゼンツァ

ーノの花祭り」では、石田亮一先生の卓越

したサポート力により、アラベスクライン

が綺麗になりました。

感無量です。

亮一先生に感謝です。

「ゲネプロ舞台制作秘話」

ゲネプロの画像を一部公開致します。

①第3部「ラ・シルフィード」

3分しかない舞台転換とスモークが空調に吸い上

げられてしまうので、幻想的な霧を出すことに

特に苦労しました。また霧と光のコントラストにも

重点をおきました。スモーク上がるな!と祈る様

な気持でした。

②第3部「ゼンツァ-ノの花祭り」

初々しい可愛い感じに仕上がりました。やはり転換時間

がない為、会館のラウンド形状によるしわとの戦いでした。

③第2部

「白鳥の湖」パ・ド・トロワの重厚なセットです。

修正するところはあまりありませんでしたが、会館構造上、

左右の壁素地が見えてしまうので、予定外の森のアーチを

少し使い対処しました。

④第1部

「イメージが違う!」発注した装置のイメージが異なり

急きょ方向転換をすることになり、冷汗が出ました。

前方の赤いアーチを少し目立たせ、柱を設置して、

”おもちゃ箱で踊る人形”のコンセプトとしました。

スタッフさんには装置の一部を取りに走っていただき

ましたが、快く対処いただき感謝感謝です。

「宴の後」

昨日はお疲れ様でした。

2年越しの発表会はお客様の歓声と

拍手に包まれた温かい応援の元に

無事終わりました。

お客様の喜ぶ声が忘れられません。

衣裳たちも誇らしげです。

「ゼンツァーノの花祭り」

舞台は19世紀初頭のイタリア、ゼンツァ

ーノの街。

パオロとローザという一組の若い恋人

たちが、この地で催される花祭りを

舞台に、軽やかなステップで舞う淡い

初恋の様な踊りです。

振付のブルノンヴィルが庶民を主人公

にしてバレエの人間性の追求と演劇的

可能性を広げた作品で絶えず跳躍して

いるのが特徴です。

恋する娘ローザを森田晏加が軽やか

に踊り演じます。

そして非常に機敏で軽やかな動きを

多用した、いわゆるブルノンヴィル

・スタイルを石田亮一先生が、牧阿佐美

バレヱ団の伝統といえる美と技でその

魅力を上演して下さいます。

「ラ・シルフィード」の妖精の世界と、

「ゼンツァーノの花祭り」の人間の世界

との踊りの違いを堪能出来る、またと

無い機会と思われます。

どうぞお楽しみください。

「ラ・シルフィード」

深い森に囲まれたスコットランドの村で、

青年ジェイムスの前に現れた白い空気の

精、ラ・シルフィード。

清純で甘美な魅力を放つ妖精と人間の青年

との神秘的な恋。

19世紀、ヨーロッパを席巻したロマン主義

の中、ラ・シルフィードは、世界で初めて

トウシューズを履いたバレエダンサー、

マリー・タリオーニの魅力と共に、語り継

がれるロマンティックバレエの傑作です。

小刻みなステップを軽やかに踏んで、

魅力的に、ときにはコケティッシュに舞

う妖精を村瀬桜子が、ラ・シルフィードに

魅せられて、夢心地でステップを踏み続

けるジェイムスを坂爪智来先生が、

牧阿佐美バレヱ団の伝統といえる美と技

にあふれる踊りで上演します。

「芸術のバレエ恩師に届け」

本日25日(木)の中日新聞さんに大きく取り

上げていただきました。

(縦25cmX横19cmの特大サイス)

秋田記者様:この様に大きく取り上げていた

だき本当にありがとうございました。

「牧阿佐美先生と初めてお会いした日から

今もずっと阿佐美先生が教えて下さった

バレエを追い求める日々が始まりました。

私にとって阿佐美先生が教えて下さった

バレエがバレエなのです。」

注)取材に伴い牧阿佐美バレヱ団総監督

三谷恭三先生より快く記事掲載のご許可を

いただきました。

「3人娘」

牧阿佐美バレヱ団恒例の「くるみ割り人形」

1983年度版のチラシを発掘しました。

この時は千葉るり子・中沼利花・安田美佳子が

3人娘として雪の女王を日替わりで踊っております。

(私の生徒さんでした高田麻名ちゃんがクララ

を演じていたことも嬉しく思い出しました。)

昭和の時代、3人娘が流行りでしたので阿佐美

先生がバレエでも3人娘をデビューさせ

ました。

私は25日に踊りましたので、帰りに代々木

八幡の駅でクリスマスケーキを買って帰り

ました。

今では12月恒例の「くるみ割り人形」です

が、日本で毎年恒例で上演したのは牧阿佐美先生が

初めてです。

これも阿佐美先生の偉大な功績の一つです。

「牧阿佐美先生追悼番組」

11月21日(日)NHKBSP「プレミヤムシアター」

で放送された牧阿佐美先生の追悼番組は涙なし

には観られませんでした。

牧阿佐美先生の追悼番組の「ライモンダ」では

石田亮一先生、上原大也先生が素晴らしい踊り

を踊られていました。

私は「ライモンダ」の初演にグランパクラシ

ックを踊らせていただいたので胸が一杯になり

ました。また「ドン・キホーテ」では亮一先生

が素晴らしいボレロを踊られていて、日高有梨

さん、中川郁さんのきらびやかな踊りに感嘆

しました。

牧阿佐美先生のおっしゃっておられた「品の

あるバレエ」をやっと踊れる様になったのは

牧阿佐美バレヱ団総監督三谷恭三先生との

「くるみ割り人形」雪の女王の頃でした。

注)写真は三谷先生にご許可をいただいた

記念のお写真です。

「衣裳合せ」

衣裳を着るとみんなノリノリで、それぞれが

自分の力を出せたのでまるでバトンタッチ

して行くリレーの様で箱根駅伝の様な感動

がありました。