蝉の声

子供の頃、父と蝉採りに行った日のことを思い出しながら
蝉の声を聞いていると、蝉は悲しいから泣くのかなと思います。
 
7年も8年も地面の下で生まれてくる日を待って、やっと生まれて
きてたった一週間しか生きられないとは、やっぱり悲しいから泣く
のかもしれませんね。
 
懸命に生きる証しとしての声を聞いていると、私も懸命に生きなけれ
ばと思いますし、蝉採りが終わると「一週間だけしか生きられないから、
逃がしてあげなさい」と言っていた優しい父の声を思い出しました。
 
命を大切にね!
 
 
美香子先生より