思いでの一場面

2004年第6回公演
ジャック・カーター版「くるみ割り人形」

開催日:2004年6月26日(土)
場  所: 愛知県芸術劇場大ホール
演出・振付:ジャック・カーター
舞台監督: 賀川祐之(牧阿佐美バレヱ団)
衣  裳: 大井昌子
装置制作: (株)NHKアート
ゲスト:陳 秀介、柳下規夫、諸星静子、マイレン・トレウバエフ、鷲崎桂一、樋上 修、岡田兼宜、石崎 慎、丸山陽司、池上彰朗、渉 将人、井上素志 他
出演者:安田美香子、冨田真帆、後藤芙由子、澤田奈緒美、武藤裕子、桜井麻依子、松原文音、桜井英理子、澤田麻以子、若林美里 他

ジャック・カーター版とは

1892年、ロシアで初演されたバレエ「くるみ割り人形」を牧阿佐美バレヱ団が1978年、世界的に活躍を続ける英国の振付師、ジャック・カーターを招いてオリジナルに忠実に上演。日本における「くるみ割り人形」の決定版として大好評を博しました。豪華な装置と衣裳、緻密な“富めるものも貧しいものも仲良くクリスマスを祝う”愛に溢れた演出、舞踊手たちによる見ごたえのある踊り、どれをとっても最高のクリスマスプレゼントです。安田美香子はジャック・カーターより直接振付けと指導を受けました。

このジャック・カーター版を牧阿佐美バレヱ団総監督三谷恭三先生のご許可を得て、演出・振付・装置・衣裳における全てを忠実に上演したのが本公演です。

ジャック・カーター
1978年 直接指導を受ける安田美香子 写真左端

エピソード

ジャック・カーター版「くるみ割り人形」は1981年に金平糖の精でデビューさせていただきました思い出深い舞台でしたし、憧れのジャック・カーター版を何とか開催したいという強い気持ちが先行して三谷恭三先生にご相談し開催決断してしまい、その後大変な苦労が待ち受けていようとは思いもよりませんでしたが、夢の様な一夜で、本当にクララの夢をみているようでした。
また開催当日に急に三谷恭三先生が東京から応援に駆けつけて下さいました嬉しいサプライズもございました。

苦労話

ジャック・カーター版を上演するには、大がかりな舞台装置、衣裳、舞台監督さん、NHKアートさんといった、カーター先生の「くるみ割り人形」を動かせるスタッフを全て東京から招聘しなければなりませんでした。また16名もの大勢のゲストダンサー招聘が必要となりその取りまとめや莫大な費用負担も大変でしたが、何より指導しながら金平糖の精、雪の女王を踊らなければならないという重圧が私に重くのしかかって来ました。

主要ゲスト

王子: 陳 秀介さん

2003年公演「ジゼル」のぺザントの踊りが抜群で抜擢致しました。シンプルで気品あふれるノーブルな踊りは王子役にぴったりでした。現在は新国立劇場バレエ団バレエマスターとして活躍されています。

ドロッセルマイヤー: 柳下規夫さん

モダンダンス界のスーパースターであり、1979年NHKバレエの夕べ「ラプソディー」にまだコールドバレエ時代の私を抜擢していただいた恩人。その後ご縁が続き「柳下規夫と安田美香子の世界」等、13回もの舞台に出演されました。現在も活動を続けられています。

ハレーキン/棒キャンディー: マイレン・トレウバエフさん

2003年「ジゼル」ヒラリオン役で超絶技巧と呼ぶに相応しい踊りで舞台を湧かせて下さいました。その後、新国立劇場バレエ団のプリンシパルとして活躍されました。