美香子作品の中でも特に好きなのが
「ドビュッシーの小舟にて」という小品です。
白いパラソル 絵画のような海辺の風景
にドビュッシーの音楽が溶け込んでいい感じ。
ドビュッシーも素敵なのですが私の頭の中に
は好きなラテンピアニスト松岡直也の「日傘
の貴夫人」の旋律が鳴っていました。
物語はこんなおはなしです。
悩みを抱えた白いパラソルの女性が、海辺の
船着き場を訪れ小舟に乗る。
そこで様々な人生を背負った人々と出会い、
夏のひと時を過ごし、悩みを打ち明けたり、
恋の喜びを語ったり、悲しみを打ち明けたり、
海辺の貝を拾ったりしているうちに人生の喜び
を見つけてそれぞれの家路につく。
一期一会の人々が船着き場で出会い、小舟に
乗って、舟遊びをする夏の日を描いています。
また上演したいな。