深い森に囲まれたスコットランドの村で、
青年ジェイムスの前に現れた白い空気の
精、ラ・シルフィード。
清純で甘美な魅力を放つ妖精と人間の青年
との神秘的な恋。
19世紀、ヨーロッパを席巻したロマン主義
の中、ラ・シルフィードは、世界で初めて
トウシューズを履いたバレエダンサー、
マリー・タリオーニの魅力と共に、語り継
がれるロマンティックバレエの傑作です。
小刻みなステップを軽やかに踏んで、
魅力的に、ときにはコケティッシュに舞
う妖精を村瀬桜子が、ラ・シルフィードに
魅せられて、夢心地でステップを踏み続
けるジェイムスを坂爪智来先生が、
牧阿佐美バレヱ団の伝統といえる美と技
にあふれる踊りで上演します。